Dartainを追って:覚醒
以下、日本語wikiの攻略記事に会話ログを追加している。
ネタバレ注意。
概要:Dartainは魂トランスフェレンスに挑んだようだが、術が失敗したようだ。彼はケラ島でケラの知識を学ぼうとしたらしい。しかし、ケラ族は部外者を信用しないので、彼らの援助には期待できなかっただろう。私はケラ島のリーダーを見つけ、更なる情報を調べる必要がある。
開始方法:引き続きトクシュリアの森にいるTaliah the Divinerと話す。( 947, -48, 3069 )
(Say) >> Taliah the Diviner: 次に会うべきはそのOotuko?Taliah the Diviner >>>: おそらくは… でもどうかお忘れなきように。ケラの民はよそ者を信用しません。Ootukoは輪をかけてそうでしょう。温かく歓迎してもらえるとは期待しない方がいいですよ。 (Say) >> Taliah the Diviner: 承知した。いろいろとありがとう。
- ケラ島にいるOotukuと話す。( 1280, 47, 2189 )
(通常発言): やぁ、Ootuko
Ootuko >>>: ...
(Say) >> Ootuko: あなたに頼みがある。時間はとらせない。
Ootuko >>>: ...
(Say) >> Ootuko: 情報提供を願いたい。“魂を裂くもの”という人物についてだ。
Ootuko >>>: ...
(Say) >> Ootuko: 話したくないのはわかるが、オーダスの存亡に関わることだ。
Ootuko >>>: ...
(Say) >> Ootuko: どうしても口を利かない気か… 仕方ない、別のルートで情報を探そう。 - Meeliaと話す。
(通常発言): やぁ、Meelia
Meelia >>>: こんにちは、旅の人。さっき見たけど、うちのおじいさんに話しかけてたね。まあ、許してあげてもらえないかな。たぶん話はできないと思うよ。
(Say) >> Meelia: 口を利いてくれないのはなぜだろう?
Meelia >>>: それはきみがよそ者で、クランの仲間じゃないからさ。それに、きみは私たちの生き方も知らない。よそ者を受け入れるケラも増えたけど、うちのおじいさんは旧套墨守の人だからね。だからおじいさんはきみを信用しないし、口も利かないんだ。
よそ者を受け入れるケラも増えたけど、うちのおじいさんは旧套墨守の人だからね。だからおじいさんはきみを信用しないし、口も利かないんだ。
(Say) >> Meelia: そんな理由で… オーダスの命運がかかってるのに。
Meelia >>>: うちのおじいさんは、とてもプライドが高い人なんだ。「一族の秘密を守らないと」って意識も強いしね。
でも、もしきみが、ケラの味方であることを証明できれば、私たちはきみを信用したり、必要なときは頼ったりするかもしれない。そういうことを重ねていけば、探し物にたどりつけると思うよ。
(Say) >> Meelia: 目的につながらないことはやりたくないのだが…
Meelia >>>: そうだね。私も約束はできない。きみや私が何をしようと、おじいさんは自分がしたいようにするだろう。
とはいえ、おじいさんと話すにはそれしか方法がないと思う。いずれにしても、決めるのはきみだけどね。
(Say) >> Meelia: わかった。どうすればいい?
Meelia >>>: 私たち一族は霊的なものに通じてる。私たちは、生きる者と祖先のつながりを強く信じてるんだ。そして、彼らを通して、知恵と力を得られると信じている。自分も霊的なものと調和した存在なんだよと、おじいさんに示してみるといいよ。そうすれば、受け入れてもらえるかもしれない。
(Say) >> Meelia: 具体的にはどうすれば?
Meelia >>>: 困ってる人を探して力になってあげてくれ。そしたら霊がおじいさんに伝えて、おじいさんはきみの行いを知る。
Urixという人を探すといいよ。彼は“話し伝えるもの”だ。霊の声を聞き、言葉を交わす。もしかすると、道を開いてもらえるかもしれない。
(Say) >> Meelia: Urixか。探してみよう。 - Urix the Speakerと話す。
(通常発言): やぁ、Urix the Speaker
Urix the Speaker >>>: よく来たな。霊たちから聞いて、そなたが来るのを待っていた。エルダー・シャーマンに頼みがあるそうだが… それはなぜかな?
(Say) >> Urix the Speaker: Dartainという人物のことを調べるためだ。
Urix the Speaker >>>: さらに問う。なぜ、その人物のことを調べる?
(Say) >> Urix the Speaker: オーダスを救うために。オーダスの滅亡を防ぐカギを握るエルダイトらしい。
Urix the Speaker >>>: 我らが里に、エルダイトが来ていたと? …なぜだ?
(Say) >> Urix the Speaker: それを調べるために来た。“魂を裂くもの”という異名があるらしいが…
Urix the Speaker >>>: なるほど、“魂を裂くもの”か。その名前なら聞いたことがある。
ならば、さらにこの問いに答えてもらおう。我々が、そなたを信用しなければならぬ理由とは? そなたは、この男の力を悪用し、悪の限りを尽くそうとしている… そうかもしれないではないか。
(Say) >> Urix the Speaker: Meeliaに助言をもらった。「信用は、行動でもって勝ち取れ」と。
Urix the Speaker >>>: そういうことなら少し手伝ってもらおうか。
オーダスがノーラスを離れた際、この島に囚われてしまった霊たちがいる。彼らは我らが土地に属するものではない、ゆえにその時から、この地をあてもなくさまよっているのだ。このような霊を探し出し、ここに連れてきてくれないか。さすれば私がノーラスに送り返してやろう。これまでは叶わなかったが、2つの世界をつなぐポータルが復旧した今、そういうことも可能になった。
(Say) >> Urix the Speaker: わかった。探してお連れしよう。- さまよう魂を見つけ開放する。x4
(村の中や入り口付近にいるkerran anscestor spiritに話しかけUrix the Speakerの元へ連れて行く)
(通常発言): やぁ、Kerran ancestor spirit
kerran ancestor spirit >>>: わたし… は… 失われ… た…
(Say) >> kerran ancestor spirit: 時は移り、またノーラスに戻れるようになった。一緒に行こう。
kerran ancestor spirit >>>: 戻る… ノーラス… に… ふるさと… に…
(Say) >> kerran ancestor spirit: ついて来て。ノーラスに戻ろう。
kerran ancestor spirit >>>: ついて… いこう… そなたに…
(Say) >> kerran ancestor spirit: Urixのところにお連れしよう。
(通常発言): やぁ、Urix the Speaker
Urix the Speaker >>>: 霊たちの言葉に耳を傾けていたのだが… そなたの話をしていたよ。
(Say) >> Urix the Speaker: 好ましく思ってくれてるといいが。
Urix the Speaker >>>: もちろん好ましく受け止められているさ。幽閉の身から解放してくれたのだ、彼らはそなたに深く深く感謝しているよ。一切の希望を失いし魂に、この上ない貢献をしたのだから。
(Say) >> Urix the Speaker: そう言ってもらえて嬉しい。他に手伝えることはある?
Urix the Speaker >>>: いや、そなたは十分働いてくれた。
…が、もう1人、そなたの力を必要とする者がいる。それはKulrahという男で、ケジェクの手の守り手を担っている。彼に協力してもらえれば、この地の霊たちだけでなく、この島を故郷とするすべてのケラに便益がもたらされるだろう。
Kulrahを探して話を聞いてやってくれ。
(Say) >> Urix the Speaker: 承知した。ご助言ありがとう。 - さまよう魂を見つけ開放する。x4
- Kulrahと話す。( 1073, 6, 2268 )
(通常発言): やぁ、Kulrah
Kulrah >>>: よう、旅人さん。最近は、よそから来るやつも増えたもんだ。仲間たちの間をフツーに歩いてるもんな。
さてさて、あんたの訪れは、この島にいいものをもたらすのか。それとも何かの凶兆なのか。
(Say) >> Kulrah: とりあえず、オーダスの滅びを救う旅をしている。
Kulrah >>>: へえ、滅びを救う旅だって? それじゃ冒険者さん、あんた何世代か来るのが遅かったな。ご覧の通り、とっくの昔にオーダスは滅びに見舞われたのさ。その原因を作ったのはエルダイトどもだが、“ハンド・オブ・ケジャーン”がなかったら、俺たちも同じような運命をたどってたんだろうな。
(Say) >> Kulrah: “ハンド・オブ・ケジャーン”とは?
Kulrah >>>: ほら、今あんたの目の前にある このモニュメントさ。似たようなのが島のあちこちに設置されてて、島全体を霊的パワーで包んでる。おかげで俺たちはウルテラの悪影響から… そしてエルダイトの破壊の魔法から守られてるんだ。
(Say) >> Kulrah: これを作ったのは、フェーズ移動から身を守るため?
Kulrah >>>: その通りだ。もっとも、当時、脅威の正体は知られてなかったんだがな。
話によると、エルダイトの武器を見つけたケジェクは、避難場所を求めてこの島に来たんだそうだ。それと、エルダイトに対抗するため、ケラと同盟を結ぶって目的もあったらしい。
(Say) >> Kulrah: その後、彼らはどうしたの?
Kulrah >>>: ケジェクは、エルダイトを完全に止めるため、戦うことを望んでいた。だけど Priestess Mittyを統治者に戴いていたケラは、戦いではなく、霊的パワーの泡を作ることにしたんだ。その泡でケラ島を隔離して、エルダイトの超弩級ウェポンでも 島に被害が出ないようにな。
(Say) >> Kulrah: 何があったんだ?
Kulrah >>>: 彼らはハンド・オブ・ケジャーンを作り、故郷を守るレイヤー層に霊的エネルギーを注いだのさ。そこまではうまくいったんだ。島はほの無傷で済んだからな。
そこまではうまくいったんだ。島はほの無傷で済んだからな。
だが、その武器の二次被害までは裂けられなかった。だから俺たちはここに来たんだ。オーダスの他のすべてと一緒に。
(Say) >> Kulrah: このモニュメントは今も守りを?
Kulrah >>>: ああ。だけどそのために、定期的なメンテが必要なんだ。それを怠ると壊れてしまう。もしそうなれば、すべてが台無しになってしまい、俺たちは無防備になっちまうのさ。
(Say) >> Kulrah: 仕事は何だ?
Kulrah >>>: この島の石には、微弱ながら霊的パワーが宿っててな。ケラ島は霊的パワーが豊かだから、土や石もそのパワーを吸収するんだ。オリジナルのハンドはそういう石でできている。そして、今日に至るまで、やはりその石を使って修理されてきた。
(Say) >> Kulrah: 今はいい状態なの?
Kulrah >>>: 1つを除いてな。そしてその1つは、大至急修理が必要な状態だが… よその連中がこの島に来るようになってから、ハンドを保護したり、魔力の流れを維持するだけで 手一杯になってしまったんだ。石集めの時間もない有様さ。
(Say) >> Kulrah: 協力する。石を集めてこよう。
Kulrah >>>: 力を貸してくれるのか? OK、それじゃお願いしよう。島中をまわって、魔力を吸った石を探してくれ。ちなみに、ハンドの修理には、けっこうたくさん石を使う。
(Say) >> Kulrah: 了解だ。では後ほど。- 石を探す( 1052, 18, 2079 )等、大きい岩の近くにある模様。
- Kulrahの元へ戻る。
(通常発言): やぁ、Kulrah
Kulrah >>>: どうだい、石は拾えたか? そろそろ修理の準備をしようと思うんだが。
(Say) >> Kulrah: たくさん拾ってきた。用をなすといいが。
Kulrah >>>: そうか、それじゃ念のため見せてくれ… おお、すごいな。こんだけありゃバッチリだ。バッチリどころか、もう1基修理できるくらいありそうだぞ。ありがとうな、助かったよ。
(Say) >> Kulrah: ハンドはしばらくもつだろうか。
Kulrah >>>: ああ、そう思うよ。あんたはこの島を助けてくれた。ずいぶん世話になったわけだが… もうひとつ頼みごとをしてもいいか?
(Say) >> Kulrah: 何ですかな?
Kulrah >>>: うちの奥さんに会ってほしいんだ。名前はJaknaってんだけどな。島のハンター長をやってて、ケラ島の外の土地に詳しいんだ。Jaknaは言ってた、「しばらく前に、厄介なニュースが持ち上がった」と。もしかすると、あんたの力を借りなきゃならないかもしれん。
(Say) >> Kulrah: では奥さんに会ってみよう。ハンドの修理、がんばって。 - Jaknaと話す。( 1357, 12, 2372 )
(通常発言): やぁ、Jakna
Jakna >>>: Toxxuliaの森では歩みにお気をつけなさい。危険は、あのドラゴンのしもべだけじゃない。森には歪んだ霊たちも縛りつけられているのだから。
(Say) >> Jakna: Kulrahから聞いた。厄介なことになってるとか。
Jakna >>>: あの人が助けをよこしてくれたのね。ハンターとして、そして妻として嬉しいわ。 だけど… 手伝ってもらってどうにかなるかどうか、私にもわかりあぐねるわ。
(Say) >> Jakna: やってみないとわからない。事情を説明して。
Jakna >>>: よその方が ケラ島の狩猟チームを助けてくれるというのね。ふつうだったら、「何か下心があるのでは」と勘ぐるところだけど、あなたは夫を助けてくれた。だから私も信用してみます。
(Say) >> Jakna: ありがとう。では、何がどうなってる?
Jakna >>>: まず背景から説明すると、狩猟チームには「ケラ島の必需品を調達する」という役目が課されているの。必需品というのは、肉から毛皮から、各種素材と多岐に渡ります。こういうものの調達は 仲間のためになることだけど、実際に行動する私たちは、常に身の危険と隣り合わせです。
(Say) >> Jakna: 先を続けて。
Jakna >>>: 通常であれば、私たちはこういった役割を、自分たちの技術と能力、そして消極的なものながら 森の霊たちの協力のもとに果たしていく。ある場所にいる霊のタイプ、そしてその集まり具合によって、近くにどんなものがあるかがわかるの。これは、私たちのような探し物をする者には とても助けになることです。
(Say) >> Jakna: ところが… と続く?
Jakna >>>: そうね。最近、そんな霊たちが敵意を見せるようになったの。昔は、私たちは彼らのことを、単純に「霊的エネルギーを備えた、ある程度の知性を有する生き物」ととらえていた。「だから、ある程度私たちの存在にも気付いているのだ」と。それがガラリと代わってしまって… あまりに急な変わりように、私たちは厄介なものを感じてる。そして、このせいで、必需品の調達にも支障が出てきいるというわけ。
(Say) >> Jakna: 原因に心当たりは?
Jakna >>>: 確かなことは何も言えない。ひとつだけ確かなのは、その変化が急だったということよ。おそらくは Toxxuliaやその手下の影響だと思われるけど、そうだと言いきる確証もない。 そうこうする間にも、物資不足の影は着実に迫ってる。早くしないと、島の蓄えはすぐに底をついてしまうでしょう。
(Say) >> Jakna: その霊を倒せということか。
Jakna >>>: そういうことになりますね… 霊に危害を加えるのは本意ではないけれど、彼らを凶暴にした原因は、彼らに苦しみも与えていると思う。そういうことなら、苦しみから自由にしてあげるのが私たちの務め。うまくいけば、悪に染まっていない霊が、新しく現れるかもしれないし。
(Say) >> Jakna: 承知した。片付いたら声をかける。- トクシュリアの森でCorrupted Spiritを倒す。x12
- Jaknaの元へ戻る。
(通常発言): やぁ、Jakna
Jakna >>>: 戻ってくれたのね。悪に染まった霊に自由を与えてくれました?
(Say) >> Jakna: やるべきことはやってきた。
Jakna >>>: 恐ろしいことだわ… ああした霊は本来 温和なはずなのに、あんな風に猛ってしまうなんて。霊はこの森に育まれ、いずれまた増えていくでしょう。ですがその増え方はゆっくりでしかない。何かを壊すのは一瞬なのに、育てるのには時間がかかることか。
(Say) >> Jakna: 今後はあんなことを防げるといいが。
Jakna >>>: 物質と霊的なもののバランスがいかに大事か、あなたはよくご存知のようですね。そして、ケラ島の民の文化もご理解いただけているようです。こういう生き方に理解があるよその方は、本当にまれなのです。お知り合いになれて嬉しく思いますよ。
(Say) >> Jakna: 力になれてよかった。達者で。 - Ootukuと話す。
(通常発言): やぁ、Ootuko
Ootuko >>>: ...
(Say) >> Ootuko: まだ認めてくれないのか。オーダスを救うには あなたの協力が必要なのに。
Ootuko >>>: ...
(Say) >> Ootuko: わかった。好きなだけ黙っているといい。
Ootuko >>>: …待つがよい。
(Say) >> Ootuko: Ootukoが喋った!
Ootuko >>>: …霊たちが口にしていた。そなたの名を、そなたの善き行いを。わしのこの耳に、そなたを褒め称える声が届いた… 霊たちの、そして一族の仲間たちの声が。
(Say) >> Ootuko: 感謝する。“魂を裂くもの”の文献を拝見したいのだが。
Ootuko >>>: 悪いがそれはできん。我らの文献は、一族のためだけにある。いくらそなたでも見せるわけにはいかん。いわんや、譲ることをや。
(Say) >> Ootuko: 見せてもらえないと旅が終わってしまう。
Ootuko >>>: …あの文献は、ケラと長老たちのもの。しかし、そなたはケラの友人であることを行動で証明したのだな。
よかろう、特例だ。そなたを信頼し、そなたが求めし情報を提供しよう。
(Say) >> Ootuko: それは助かる! さっそく拝見願いたい。
Ootuko >>>: いや、くどいようだが、文献そのものを譲るわけにはいかん。必要なところだけを朗唱し、それをもってよしとしてもらいたい。それで十分だと思うが、どうかな。
(Say) >> Ootuko: 構わない。“魂を裂くもの”のことを教えて。
Ootuko >>>: では聞くがよい。
…“魂を裂くもの”がわしらの村にやって来たのは、大昔、この島がノーラスから飛ばされて間もない頃だ。その頃、わしらは新たな現実に慣れようとする最中だった。そんな折、障壁を超え、やつがわしらの聖なる土地に現れた。
(Say) >> Ootuko: 話を続けて。
Ootuko >>>: やつはわしらのスピリチュアルな生き方を知り、「知っていることを教えてくれ」と言ってきた。しかし、あの男の醸せしオーラは禍々しい黒だった。あの男の在り方は 霊と調和したものではなく、霊を従え、その力を我がものにしようというものだった。
わしらは、何ひとつ教えなかった。
(Say) >> Ootuko: それだと満足しなかったのでは。
Ootuko >>>: ああ。ゆえに、やつは力づくで ほしいものを手に入れようとした。あの男の力はすさまじかった。わしらの戦士はやつに傷ひとつつけることができず、わしらのシャーマンはやつを止めることができなかった。
(Say) >> Ootuko: その隙をつかなかったの?
Ootuko >>>: それができればどれだけよかったか。だが実際はできなかったのだ。
来る日も来る日も、やつは好き放題に振る舞った。文献を調べ、ハンド・オブ・ケジャーンを調べ、実験と称して霊たちを弄びおった。その間、我々は何もできなかった。わずかな希望にすがることしかできなかった。「一日も早く、あの男が目当てのものを見つけて、ここから出て行ってくれないか」と。
(Say) >> Ootuko: 何が目的だったのだろう?
Ootuko >>>: やつが知りたがったのは、ここのシャーマンなら誰でも知っていることだ。物理的なものとスピリチュアルなものの顕現が、この世においてどのように作用し合うかとか、影響を及ぼし合うかとか。やつはあの期間、スピリチュアルな技術について多くを学んだようだが、多くは霊の召喚や干渉に関わる儀式だった。
(Say) >> Ootuko: それからどうしたのだろう?
Ootuko >>>: どれだけ経ったかもはやわからなくなった頃、やつはついに、現れたときと同じ密かに去っていった。やつの研究で生じた被害は、復旧にかなりの時間を要した。被害とは、この里や皆の身体といった物理的な面だけではない。やつが実験とやらを行った 霊たちの力を回復させるのも手間だった。
徹頭徹尾、あの男は無関心だった。それが知の追求というものだ。それ以上でも以下でもない。